ご縁があって越谷に移り住み10年。
そんな思いから今、越谷サンシティ整備計画に関わっている。
今年度は、今後の計画を進めるに当たり、様々な意見を聴収する「越谷サンシティ整備懇談会」が開かれ、私は懇談会の委員として参加する予定。
<写真:Acha Acha まちなかマルシェ 越谷サンシティ 2018.11>
私は過去にこのサンシティでマルシェを主催した経緯があり、その際に地元民が子どもの頃どんな風にここで過ごしたのか、この場所が地元民にとってどんなストーリーのある場所なのか、様々な話を聞く機会があり、なんともノスタルジー感じるいい場所だなぁ、と思ってた。イベント自体もクリスマスに向けてのイルミネーション点灯式を兼ねた、作り手もワクワクするイベントだったし、この場所に可能性を感じていて、様々な妄想を勝手に抱いていたからなおさら、新しくしちゃうのはもったいないなぁって思ってた。だってさ、全てが新しくなると、街の記憶も子どもの頃過ごした人の時間もぜーんぶ一掃されてしまう。新しくすることが、私達にとって本当に、残すことをはるかに上回るような肯定的な成果を生み出すものなのだろうか?という直感的疑問。建物が古くなったから、お客さん来なくなった、というのもなんか違いませんか?
今の計画では、この土地の買収が今年7月までに行われ、その予算約27億円。
4年後の解体まで建物の維持管理費用として1億5千万円/年×4年で6億円。
‘’なんじゅうおく‘’という私達のお金が使われるのに、未だ計画自体を知らない人も多いよね。
結構プライオリティ高めな町の機能を担う施設だと思うんだけど、どうなんでしょうね?何につけても形に現れるまで普通の市民は、公共の計画をまず知らない人の方が多い。形に現れたころには、意見など言う余地はない。今までこの手の計画のやり方として、一部の有識者とか町の組織の代表が招かれて、行政がコンサルとまとめた報告書を公開し、何か意見がありますか?って聞く会を開くんだけど、招かれてる方は感じとしてはお客さんだし、その状態で唐突に意見を述べると言うのも難しいと思う。本気でまともな議論をするには、参加者全員が同じ情報を得て、共に学習し、フラットに互いの意見を交換できる関係性を構築するプロセスを踏み、客観的に考えられる頭と安全にコミュニケーションを図れる場を生み出してこそ、初めて現実味のある意見交換ができるのではないだろうか?そこに、もっと多様な市民を巻き込んで、できるだけ多くの考えを反映させ、町に住む人が主体的に使いたくなるような施設計画ってできないものなのだろうか?
思いついたら、やってみたいと思うタイプ。
かくして、仲間と立ち上げた越谷サシティ未来会議の代表として、今年1年、市民参加型の公共施設の計画ってどんなもんだろうねってのを実験してみよう!という試みが始まる。
越谷サンシティ整備懇談会の第1回目は、6月19日(金)14時~。
よそモノ馬鹿モノだから
この町で新たなことに挑戦できる
ワカモノではなかったかもしれんけどね(笑)
経過報告していきます。
みんなはどんなまちに住んでいたい?
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