ピアノと暮らす

私が子どもの時、母がいろいろな習い事をさせてくれた。

バレエ、習字、体操、エレクトーン、水泳、絵画と


ピアノ

7歳の時にYAMAHAのアップライトを買い与えてもらい、練習をしない子どもだったからあまり上達はしなかったけど、ピアノは好きだった。好きだったから、上手になりたいと思って、親に続けられるようお願いし、中学まで教室に通い続けた。


音楽がない暮らしはつまらない


子育てをしている今、私が子どものころからずっと大切にしてきたピアノを手元に運びこみ、私の子ども達がいつでも好きな時に本物のピアノを弾けるようにした。


人は環境さえあれば自然とそれができるようになる


という私の仮説を実証実験(笑)

私がピアノを弾いていれば、子ども達は教室に習いに行かなくても、自然とピアノが弾けるようになる。料理ができるようになるのと同じことではないか?楽しいからもっといろんな曲を弾けるようになりたい、と本人が望んだタイミングで先生を選び、技術を教えてもらってもいいのではないかしら。暮らしの豊かさを経験するには、ピアノを弾くための技術を詰め込むよりも、音楽の楽しさを経験することを大切にしたいと考えている。


こういう生活の経験が仕事でも活かされる。


新しいお家に、子どものためのピアノを置く場所について、お話をしていた時のこと。子どものため=子ども部屋に置く、というのでもう少し深く堀り下げてみることにしました。


まだお子様は小さくて、これからもう少し大きくなったら教室に通わせたいと考えている。

ご家族にピアノを日常的に弾く人はいないが、奥様が少し弾ける。ピアノは奥様のもの。

など、お客様の状況をいくつか確認して、私の考えをお話しました。

お子様自身がピアノが大好きで、友達と遊ぶことよりもピアノを弾くことを選ぶのなら、ピアノを隔離された子ども部屋に置いても自分から練習するでしょう。ですが今は、これからお子様にどんな可能性があるのかわからない状態だと思うので、リビングに置くことをお勧めします。ピアノを習い始めたお子さんが、ピアノに向かうよう常に声をかけたり、上手だねー、ピアノ弾けるってすごいねーって、家族や友人やたくさんの人に声をかけてもらったり、お子様とコミュニケーションをとりながら楽しむ環境をつくることが大切です。ってご提案しました。


お客様にも納得していただき、リビングの家具や造作カウンターの配置を再検討し、ピアノは隔離された小部屋から、堂々とリビングの住人になることに決定。この先、ピアノと共に家族のコミュニケーションが豊かになり、日々の暮らしの中でお子様の感性が育っていくことを願います。


インテリアを通じて、暮らしの中の小さな困った、を一緒に解決します。

悩んだら、ご連絡ください(笑)

よろこびの合いの手をつくる

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